42条2項道路って??
皆さんお元気ですか??
プロ野球の交流戦も終わり、つかの間の休息の時間になります。
我が阪神タイガースは苦手の交流戦を10勝8敗という成績で終えることが出来ました。パリーグ首位の楽天、2位のソフトバンクに一つづつ負け越しただけで、残りはすべて2勝1敗で終えることができたようです。
打線に関しては、ほとんどの試合で日本人だけで組んだ打線。一昔前は9人のスタメンのうち、7人が他球団出身の選手という外人部隊だったのですが、今年は福留・糸井以外は自前でオーダーを組めています。なんだか今年のペナントだけでなく、来年以降もすごき期待できそうで、ワクワクしています。
とは言え、タイガース打線の3番は糸井選手、4番は福留選手。糸井選手は足を痛めてスタメン落ち、福留選手もかなり疲労が蓄積して、ここ数試合は精彩を欠いていました。金曜日からは敵地マツダスタジアムにて広島との首位攻防戦が待っています。今日から4日の休養で、どれくらい回復してくれるか。なんだかんだ言ってまだこの2人がいないとタイガース打線は機能しないので。。。
さて、いつものように話は変わります。
こんな道、ご覧になったことありますか??
↑ 道路の端っこだけ未舗装。どうせなら全部舗装すればいいのに。。
って思いますよね。
大丈夫。もうじき全舗装するはずです。
↑ 同じ位置から反対側に向かって撮った写真です。
解りにくいですが、奥は相当に狭い。自分の車では入りたくない??
この道路は、建築基準法上の「42条2項道路」といいます。
「行政庁は建築基準法の施行日である1950年(昭和25年)11月23日(都市計画区域に指定されていなかった区域については指定された日)時点で、既に建築物が立ち並んでいる幅員4メートル未満[3]の道を2項道路として扱っている。」
ウィキペディアより
とのことです。 お分かりになります???
今、敷地に道路が2m以上接していないと、家(建物)は建築してはならないことになっています。お役所から、建築の許可が下りないんです。
では、2m以上接していれば、路地の様な細い道でも許可が下りるのかというとそんなことはありません。道路幅にも制限があります。
解りやすく言いますと、「道路幅4m以上の道路に敷地が2m以上接していないと、建物(家)は建ててはいけない。」
とご理解いただければ結構です。単純に、緊急車両(救急車等)が通行できる様にと、浅川は理解しています。
でも、明らかに道路幅4mも道路幅が無いのに、家が並んでいる所って結構ありますよね??
これは、この建築基準法が制定される前(1950年(昭和25年)11月23)にできた家々です。4m未満の道路に面した、昔からお住まいの方に、
「新しい法律が出来たから、皆さん立ち退きですよ♪」
なんて言えるわけもありません。その方々は普通にそのままお住まいになれます。
ただし、その家を再建築する際、法律が生きてきます。
「土地に接する道路の幅員が4m満たない時に、道路の中心から2m後退して建物を建築すること等をいう。 つまり、道路の境界線を後退させる事。 セットバックした部分は道路と見なされるので、その部分に建物を建築することはできない。」
↑ 百聞は一見にしかずです。
道路の中心から、2m下がったラインまで、自分の敷地を道路として提供しないと家(建築物)を建築できません。
上の図だと現状幅員3mの道路の中心が、今の自分の敷地から1.5mのところにあります。自分の敷地を今の道路境界から50㎝分道路として提供すれば、道路中心から2mは道路になっていることになるので、建物の再建築ができるようになります。
一般的な話ですが、車のすれ違いもしにくいような狭い道路に面した物件はあまり好まれません。基本、42条2項道路に面した物件は価格が安いことが多いです。
ただし、
・ご自身が車の運転をなさらない。また、車を利用しなくても済むような利便性のいい土地である。
・狭いこともあり、交通量が極端に少ない。
・狭いが、道路が真っ直ぐである。(くねくねした細い道に入ると、浅川は絶望的な気持ちになります。運転がうまくないので。)
同じ42条2項道路に面した物件とは言っても、住まわれる方のご都合、事情によって、その物件がお値打ち物件になることもあります。一概に2項道路だからと言って、NGにするのはもったいない話です。
それでは、どうしたらその方にとってのお値打ち物件に巡り合うことができるか。
以前のブログにも記載いたしましたが、ご自身のお住まい探しの優先順位を紙に書き出してみるといいと思います。ご自身でも解らなかった、ご自身のこだわり等が浮かび上がってきます。
そしてその結果を、お付き合いになっている担当営業マンに、ご自身のご希望、条件の優先順位をしっかりお伝えになることです。
なんだかんだ言って、一般の方がお仕事をなさっている時間に、ひたすら家を見て歩いているのが不動産営業マンです。本当にお客様の要望を汲み取ることのできる担当なら、そのお客様にとってオンリーワンの物件のご提案をしてくれるでしょう。
それでも「グッとくる」物件に巡り合えない場合はどうしたらいいか??
ご遠慮なく浅川不動産株式会社までご連絡を♪
良いご提案させていただきますよ。
最後までお目通しいただき、誠にありがとうございました。
今後とも浅川と浅川不動産(株)をよろしくお願いいたします。