「いい物件あったら紹介して」??
皆さんお元気ですか??
八王子ではずっと雨が続いています。
9月に入ってから雨が降らなかった日は2日しかないとの事、もう青空の色をわすれてしまいそうです。
冗談抜きで撮るべき物件写真、猛烈に溜まってます。
さて、浅川も仕事以外で人様にお会いすることは当然あります。
そして私が不動産屋業者だと分かると、かなりの割合の方がおっしゃるセリフが。
Q 「なんかいい物件あります??」
A 「・・・・。」
お魚屋さんだったら、その日に一番いい魚をオススメすればいい。
Q 「大将、今日何がいいの?」
A 「サンマ安いよ!!」
↑ 先日行った市場で思わず手を出しそうになった、新サンマ30本990円のケースです。さすがに30本はどうやっても食べきれないので購入を断念しました。
ではいい物件ってどんな物件なんでしょう??
投資物件ならば、
1)利回りが良く、
2)将来の転売も容易であろうと想定できること。
上記2点を満たしていれば、客観的にいい物件という事が出来そうです。
でも、浅川が主としてお取り扱いをしている、ファミリータイプの居住用物件の場合、「そのご家族にとって」いい物件である必要があります。
Q 「なんかいい物件あります??」
A 「・・・・。」
答えようがない。。。
(もちろん、不動産屋の浅川に対しての社交辞令なのもわかってますが。)
お住まいに対してのご希望、ご要望はそれこそ千差万別です。
では、「ご自身にとってのいい物件」をお求めになるためのコツを。
・ご自身がどんな物件が欲しいかを「見える化」すること。
思いつくまま、お住まいに対しての要望を全部書き出してみましょう。
「絶対に譲れない部分」と「出来ればあった方がいい部分」に分けてもいいかもしれません。
そしてその要望に優先順位をつけてみます。
・戸建/マンション/新築/中古 といった物件の種別
・ご予算の上限
・沿線
・駅
・駅からの距離
・最低でも欲しい土地の広さ
・必要な車庫の台数
・車庫の形状
・道路付
・最低でも欲しい建物の大きさ
・希望の間取り
ちなみに今、浅川が新しい家を探すのであれば、この優先順位で家を探すことになります。
ちょっと偏った順位づけになっていますね。完全に浅川の場合です。浅川は建物より車庫を優先しています。
これはご夫婦でなさると更にGOOD。
お互いがお住まいに対してどんなことを望んでいるのかが鮮明になります。
そして大変申し上げにくいのですが、すべての条件を満たしている物件はおそらくありません。何かしらが引っかかってくるはずです。だから、お住まい探しに対して優先順位をつけることが大切なんです。
浅川がまだ新人営業だったころの失敗談は書ききれないほどあります。
中でも最も営業としてダメだったのが、
・無理なものは無理。無いものは無い。という事をきちんと伝えることが出来なかったこと。
という事でしょうか??
お客様 「みなみ野駅徒歩15分圏内で2,500万円以下の売地探してます。」
新人の頃の浅川 「解りました。頑張って探します。」
※みなみ野は八王子で最も人気のある分譲地の一つです。とてもこの値段では物件はありません。
誠意のある対応のようにも思えますが、これは良くない対応です。
「頑張って探します。」なんて業者から言われると、お客様は出る可能性が極端に低い物件の出現に期待してしまいます。適正価格の物件が出ても、「もっといいものが出るかも。」と、物件購入に踏み切れなくなる人もいます。
元上司の言葉を借りると、
一生家を買えない人
になりかねません。
「でてくる可能性は極端に低い。」という事をきちんと伝えることも、プロとしての仕事です。
(もちろん伝え方も大切です。すごく苦手・・。)
と、ここまで書いてきて改めて思う事。
担当営業次第でずいぶん違う結果になりますね。
改めて自分の仕事の重大性を再認識いたしました。
そして、今お住まい探しをなさっている方、あるいは将来持ち家欲しいな、と思っている方、「優先順位の見える化」、ぜひやってみてください。
簡単で効果絶大ですよ。