建売物件って???
皆さんお元気ですか??
夏が終わりつつありますが、まだまだ十分に暑いですね。
熱中症にはくれぐれもお気を付け下さいませ。
えっ?タイガースの事ですか?
来年お話しましょう。(涙)
さて、先日参加させていただいている、BNIで10分のプレゼンテーションの時間がございました。
BNIとは → BNIシルクロード・1
毎週のビジネスミーティングでは自分のビジネスの事を1分で伝えるんですが、それとは別に10分間のプレゼンの時間が毎週一人ずつ順番で回ってきます。前回の私の順番は昨年の12月15日でしたので、9か月ぶりの10分プレゼンでした。
お話しする内容は普段の自分の仕事の事ですし、十分に準備をして臨みましたので、お伝えしたい内容はしっかりお伝えできたかと思うのですが、こんな質問がございました。
「建売物件は買わない方がいいって言われたんですけど???」
アリがちな質問です。
この場を借りてちょっとお答えいたします。
まずは先日撮った写真です。ちょっとごらんください。
↑ 無造作に捨ててあった断熱材の断片です。柱と柱の間にきっちりと採寸して押し込んでしまいます。大昔はこの断熱材そのものがございませんでした。今は大量のグラスウールを押し込んでしまうか、発泡スチロールを押し込むかしています。これだけの断熱材が入っていると、建物の断熱性も相当に信頼できますね。
↑ 違う現場です。以前のブログにも記載いたしましたが、べた基礎というやつです。建物を建築する場合、まず建物がのる予定の地面の地盤調査をします。調査の結果、地盤がゆるかった場合は地盤の補強工事をします。それが済んだ上で、建物の下部分に鉄筋コンクリートを敷いてしまいます。
今の建物は(建売物件であっても)、
① 地盤調査をする。(それも建築をする工務店ではなく、第3者機関で)
② 地盤がゆるかったら補強工事をする。
③ ベタ基礎を敷く。
④ そこに初めて基礎を立ち上げる。
(フラット35の技術基準では基礎高40センチとなっています。)
昔の安い建売物件は、この下一面の鉄筋コンクリートがなく、地面に直接基礎を打ってました。①~③の工程がなく、建物の下部分の大半には地面が覘いていたんです。
もともと地盤が強くて乾燥した土地なら結果オーライですが、地盤には強いところと弱いところが当然ございます。建物の不等沈下等は、そういうところから生じます。
私がどうにもあまりに古い中古戸建をおススメしたくない理由はこういうところにあります。下が地べただと、
1)湿気が床下から上がってくる。
2)建物下部の木材が湿気てくる。
3)湿気た木材は腐る。
4)腐った木材は強度が落ちて、更にシロアリのエサにもなる。
という、大変わかりやすい図式が成り立ちます。
一昔前はよくワイドショーで欠陥住宅を取り上げてましたね。
・ビー玉が勝手に転がっていく。
・ドアが勝手にしまったり空いたりする。
・北側の壁紙がカビで真っ黒。
等々、とても書ききれません。
今は、建築基準法も相当に厳しく、さまざまな基準を満たしていないと役所の許可が通りません。そして、その役所の許可証が無いと、銀行の住宅ローンも出ないというようになっています。ローン付けのできない物件を売主が建築するわけもなく、今の建売物件は昔の物とは比べ物にならないくらい質の高いものになっていると安心していただいていいと思います。
ちなみに浅川の家は平成16年築の建売物件です。今のところ全く支障はございません。
↑ ちょっと解りにくいですかね??
可愛らしい足跡が残ってました。自然の中で一から建物を建てていきますので、いろんなイレギュラーも生じます。これくらいなら建物の強度には支障ないでしょう。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
今後とも浅川と浅川不動産をよろしくお願いいたします。
もしよろしければご覧くださいませ。