住宅ローンの借り時って???
皆さんお元気ですか??
今日も素晴らしいお天気でした。
これから
どんどん日が短くなってくるんですよね。
現地の写真撮影も、
ちょっと遅くなると西日になって
撮影できなくなってしまいます。
時間管理を今まで以上に
徹底しなければ・・・。
さて、今日も話は変わります。
皆さん、住宅ローンには
大まかに2つの商品があるのを
ご存知でしょうか??
「変動金利」と「固定金利」です。
今日は変動金利について
真面目に書いてみようと思います。
変動金利
1)固定型に比べると
金利が低く設定されている
⇒ ただし返済途中で
金利上昇するリスクもある
2)半年ごとに金利を見直し、
金利が低下すると返済額が減少する
⇒ 逆に金利が上昇すると返済額も増える
ここまでは、皆さんご存知かもしれませんね。
しかしこの数年、「変動金利」は
「変動」していません。
細かい字で恐縮ですが、
グラフの黄色の線が変動金利。
平成3年にはなんと8%を
超えていますが、
平成21年からずっと2.475%を
キープしています。
ところが、最近住宅ローンを検討なさった方は、
疑問に思われるかもしれません。
「うちはもっと安い金利で説明されたぞ。
確か変動って言ってたよな??」
そうです。
条件が良いと、実行金利が0.6%、
ネットバンクなら、
0.5%を切る商品もあります。
でも、変動金利はあくまでも
2.475%をキープしています。
この差ってなんでしょう???
この差は、各銀行の金利優遇によるものです。
浅川が家を購入した平成17年頃、
金利の1%優遇が適用されました。
周囲の営業と一緒に、
「イチパー優遇、イチパー優遇」
と興奮したのを覚えています。
その頃の変動金利は2.475%だったので、
実行金利は1.475%です。
2.475%-1% = 1.475%
・・・・
それから早10年以上が経ちました。
ベースの変動金利2.475%は
変わってませんが、
優遇の幅がとんでもなく広がって、
1.8%以上という、
10年前からは考えられない
金利優遇が適用されています。
銀行はの利益はほとんど無いのでは??
では各銀行、なぜこんな身を切るような
金利優遇を続けたんでしょう??
この答えは簡単です。
それぞれの銀行が、周りの銀行の優遇幅
にあわせて、少しずつ優遇幅を広げてきたんです。
一昔前の、松屋とすき家、吉野家の
値下げ競争と一緒です。
(またやってくれませんかね??)
浅川も、毎月お客様にお奨めする銀行が
変わります。
その月々で、最安の金利を出す銀行が
変わりますので。
結局、
その時一番金利の安い
銀行が選ばれるんです!!
ここで大切なのは、
お金を借りたタイミングでの
金利優遇はずっと生きているって事。
例)
金利優遇1.8%の時、
お金を借りた人の場合
今は
2.475%-1.8%=0.675%
の実行金利が適用になっています。
このベースになる2.475%の金利は、
半年ごとに見直しをしています。
見直しをした上で、変わらずという事が
何年も続いていますが。
将来、景気が上昇して金利が上がったとします。
例) 2.475% → 3.000%
この方の実行金利は
3.0%-1.8%=1.2%
です。
(浅川は個人的に、日本の金利が
大きく上昇するとは思っていません。
日本経済の未来は
決して明るくないと思っているので。)
ベースの金利も当然大切ですが、
金利優遇の幅もとても大切なのは、
ご理解いただけると思います。
そこで、今日ちょっと気になるニュースが。
みずほフィナンシャルグループ(FG)が、東北など一部地域で新規の住宅ローン販売を取りやめることを検討していることが1日、わかった。マイナス金利下で厳しい国内での銀行業務の見直しの一環。顧客が少ない一部の地方店舗では利益が薄い住宅ローンから事実上撤退し、資産運用業務などを強化する。年度内にも地方銀行4、5行と提携し、顧客を紹介し合う形で業務を補完する。
朝日新聞DIGITALより
まだ、「撤退検討」ですが、
実はその予兆は感じていました。
住宅ローンセンターの八王子支店が
幾つか立川や相模原に統合してしまったので。.
住宅ローンを取り扱う銀行が減ると、
↓
銀行間の競争が減る
↓
今までの様な猛烈な
金利優遇は無くなるのでは??
と、自然に考えてしまいます。
となると、
「今が住宅ローンの組み時
って考えていいのかしら??」
と思った次第です。
住宅ローンを組んで10年くらい経った方も、
借り換えのチャンスかも。
少しでもご興味のある方は、
お気軽にご相談くださいませ。
しっかりとご説明いたします。
今日も最後までお目通しいただき、
誠にありがとうございました。
今後とも浅川と浅川不動産(株)
をよろしくお願いいたします。