基礎パッキンの事
皆さんお元気ですか??
しばらくご無沙汰しておりました。
(ただサボってました)
目が回るほど忙しかったもので・・。
さて、弊社のホームページをご覧いただくとお分かりいただけますが、完成物件以外の建築中の現場の写真もリアルタイムで掲載しています。
先日の建築中の現場の写真です。
これ何かお分かりになりますか??
角度を変えて撮ってみました。
細かく穴が開いているのが解りますよね。向こうが見えます。
これは現場に落ちてた基礎パッキンの切れ端です。
基礎パッキンとは、
基礎パッキンの名称は住宅金融公庫仕様書内で使われる名称で、代表的な城東テクノ株式会社の商品名「キソパッキン」と区別される。厚さは主に20mmの物が主流。基礎と土台の間に隙間をつくることで、床下の換気を良くするために用いられる。旧来より基礎の一部を高く作り、土台と基礎との接地面積を減らし、また床下空間の通風を確保するためにねこ土台という手法が行われてきたが、これをプラスチックで製作し、商品化したものが基礎パッキンである。
使用にあたっては、虫の侵入やクモの巣による通風空間の閉塞に注意が必要である。
wikipediaより
何度か弊社のブログにも記載したことはあるのですが、最近の建物の大半には、この基礎パッキンを使っています。
こんな感じで、基礎(鉄筋コンクリート)と基礎材(材木)の間にかませます。
建物の全周にこの基礎パッキンが配置されているのがお分かりになると思います。基礎と建物の間の空間に、空気・湿気がこもらない様になっています。
こもりがちな床下の空気が、常に外気と入れ替わるようになっています。
木造家屋にとって最も厄介な湿気がこもりにくい構造ですね。
ちなみに、完成するともうこの基礎(ベタ基礎)と基礎パッキンはお目にかかれなくなります。基礎の内側を覗くことができるのは、この床下収納の部分しかありません。
これは全く別の完成物件の台所にある床下収納です。
普段は調味料や買い置きの保存食等々を収納していただくスペースなのですが、床下のメンテナンスの時はこのプラスチックケースを外すことができます。外してやると、先のコンクリートの基礎がでてきます。
夏など、このボックスを外してやると、床下のひんやりした空気がす~っとあがってきます。
古い物件でこの基礎パッキンを採用していない物件の場合、この床下収納をめくると猛烈にかび臭いことも・・・。
浅川の個人的な意見です。
浅川がもし中古戸建を検討するとした場合、
1)まず基礎をみます。
私ならベタ基礎は絶対条件にします。
床下からカビ臭い、湿度の高い空気があがってきて、建物にも人の健康にも良いわけがありません。
2)ペアガラスも重視したいです。
シングルガラスとペアガラスでは、冬にできる結露の量がまるで違います。何年かたった後、窓の下の壁や床の具合は比べるべくもないと思います。
(あくまでも浅川の私見です。)
新築戸建にするか、中古戸建にするか、はたまた戸建にするかマンションにするか、簡単には結論は出ないと思います。
もしお悩みになるようでしたら、お気軽に浅川までお問い合わせくださいませ。実際にいろんな物件をご案内差し上げます。その中からご自身の目でご判断くださいませ。
最後までお目通しいただきありがとうございました。
今後とも浅川と浅川不動産(株)をよろしくお願いいたします。
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