内覧会(立ち合い)にて。
皆さんお元気ですか?
九州ではとんでもない雨が降っているようですが、皆さんのお知り合いはご無事でしょうか?1時間で120ミリという見当もつかない集中豪雨に見舞われています。地震の傷も癒えていないでしょうが、被害が広がらないことを心よりお祈り申し上げます。
八王子は雨が降るのやら降らないのやら、よく解らない、まさに梅雨の天候です。関東の水がめの利根川水系では雨らしい雨はほとんど降っていないそうで、ダムも底が見えてきました。九州の雨が関東に来てくれたら、なんて思ってしまいますね。
さて、今日は物件の立ち合いがありました。物件のお引き渡しの前に、買主さん、売主さん、仲介業者(浅川)の3者で物件の内覧会を行う場です。
新築っていいな、と思いますが、この物件は非常に造りにこだわっていて、通常の建売物件では設置していない、カップボードや床暖房も標準で設置済み。
通常の立ち合いでは、手直しする箇所もいくつかあるものですが、今回は一か所もありませんでした。売主さんの商品に対してのプロ意識を感じます!!!! お客様も大満足のご様子でした。
このお客様ご家族は、今までお客様ご夫妻とお母さんと別々にお支払いになっていたお家賃が、同居なさることで1本化されますので、毎月のお支払いもずっと楽になります。家をお求めになることで支出も減るという、おいしいパターンですね。
2階の寝室は2ドアイン1ルーム。通常は壁で仕切られている部屋と部屋の間に大きな引き戸が入っています。お子様が小さなころは引き戸を開け放って広い一部屋として使えますが、お子様が自室を必要とした時は仕切りの戸を閉めて2部屋としてご利用いただけます。
この部屋の片方にはロフトが設置してあり、天井が高くて開放感があります。もちろん、相当なお荷物を置くこともできますし、うまく使えばご主人の書斎、あるいはお子様の秘密基地にも。(夏は相当に暑いですが。)
そして、今日あらためてその良さを再認識したのが、屋根に仕込んであるトップライトです。
「天窓」ともいいます。採光・通風のため、屋根の一部にガラス窓を設置します。南北に長い家の場合、北側には陽がさしませんので設置してあると非常に効果的です。
実際、今日は雨が降ったりやんだりで決して明るくありません。また、居室の照明は設置していませんので、北側のこの部屋は本来薄暗いはずなんです。でもこのトップライトがあると、部屋は十分に明るく開放的です。もしお天気が良ければ、青空や星空もお部屋のインテリアの一部になりますね。
ただし、このトップライトには当然のデメリットもあります。
・雨漏りの可能性。
普通に屋根を設置するよりずっと雨漏りのリスクはあります。自分で何とかするっていうのも現実的にはキビシイです。
・清掃。
屋根に設置してますので、そうそう窓ふきはできません。
・断熱性の事。
断熱材を仕込んだ屋根と合板に比べれば、明らかに断熱性は落ちます。
・窓の閉め忘れ。
今回の物件はフィックス(固定式)ですので開閉はできませんが、開閉式の天窓については、閉め忘れて大騒ぎになったという話は珍しくありません。
物件によってはどうしても日当たりを望めないお部屋も出てきます。そんな際は、トップライトの設置も悪くないな。と改めて思った一日でした。
今回のお取引はご契約までは本当にいろいろとありましたが、後はお引き渡しを待つのみです。気持ちのいいご決済ができますよう、気を抜くことないよう精一杯務めてまいります。
最後までお目通しいただきありがとうございました。今後とも浅川不動産をよろしくお願いいたします。