朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。
皆さんお元気ですか?
私は久しぶりに「ラーメン二郎野猿店」で「小ラーメン野菜マシ」を完食し、明らかに胃が持たれています。42歳で無茶をするもんではありませんね。
(画像は拝借いたしました。)
さて、二郎がまだ胃の中で原型をとどめていたに違いない昼下がり、内緒ですが事務所に鍵をかけて横になってTBSを聞いていました。(ホンの15分くらいですよ。)
と、入口をきつめにノックする音が。
入口に見覚えのある大男がいました。(今104キロで、ダイエット中だそうです。)そう、前々職で一緒だったY氏です。彼とは黄色いジャケットを着て机を並べていました。彼は私が前々職を辞する前にそこを退職し、今は拝島で不動産営業をやっています。
Y氏 「お久しぶりです!!お休みのところすいませんね。」
浅川 「久しぶり。どうしたの??」
そうなんです。Y氏は私が独立するために前職を退職した際、わざわざ八王子まで来てくれました。それから1年半は経ってます。彼が3次会のカラオケで熱唱した「桃色クローバーZ」のなんだかわからない曲は、鼓膜の痛みと共にまだ頭に残っています。
Y氏 「いい感じの事務所じゃないですか。うちの事務所よりきれいですよ。」
浅川 「仲間にやってもらったからね。」
聞けば週末に八王子の物件のご案内があるから下見に来たとの事。そこで私の事を思い出してくれたそうです。感謝感謝。
ひとしきり近況を報告し合うと、自然に話題は一緒に働いていた前々職のウワサ話になります。一緒に久しぶりにホームページを見てみると、なんと営業だけで16人になっていました。しかし、知ってる顔が営業では4人しかいない。
私が退職してからちょうど3年くらいでしょうか?もう前々職とは全くの無関係の人間ではありますが、ここまで出入りが激しいと、心配になってしまいます。
営業職って本当に人の出入りが激しいんですよね。私が今まで同じ職場で働いたとんでも社員のほんの一部。
1)詐欺師くん
彼が言うにはオレオレ詐欺で懲役に行って、シャバに戻ったばかりとの事。普通に話すと本当に面白い男でしたが、話す内容の9割がウソでした。本当に懲役に行っていたのか、はたまたそれすらウソだったのかはどうでもいいんです。捕まっていてもいなくても、彼がウソつきなのは間違いないので。彼は地元の千葉で不動産屋さんの社長になったそうです。(本人曰く)
2)遅刻魔くん
私は個人的に遅刻は病気だと思っています。遅刻癖のある人は治らないというのが私の持論です。彼は新人の立場でありながら週に4日くらい遅刻しました。当時の店長が激怒して4日目にクビ。最後に、「なんかいい仕事ないっすかね。」と声をかけていきましたが、「遅刻癖のある奴に合う仕事なんかねーよ。」と顔も上げずに答えたのを、今思い出しました。
3)サボり魔くん
18歳で父親になるという可愛らしい少年が入社してきました。話すと若さとガッツを感じて皆からも可愛がられていました。しかし、彼は皆が手分けしてポスティングしていたチラシを、事もあろうにコンビニのゴミ箱に捨てるという解りやすいチョンボをしてしまいました。そのコンビニから店に電話があってあえなく御用。
その時は許されたのですが、日を置かずにまたやらかしました。今度はマンションのエントランスに全部放り投げてきたようで、そのマンションの管理人からの講義の電話でまた御用。その職場は何ともう一度彼にチャンスを与えました。(私は猛反対でしたが。)
それからひと月もしないうちに彼は出社拒否。契約してもらったお客様に対しての引渡しをいくつか抱えた中、「精神を病んでしまった」とのことでした。結局そのお客様には店長が頭を下げて担当替えしていったようです。
4)残念くん
とても笑顔のいい好青年でした。ちょっと話すと体育会系で、人より30分早く来て事務所の掃除をしているのも私とぴったり。
しかし、彼は色々と残念な男でした。あまりこんなことを言うものではないのですが、小学生程度の学力が無いんです。冗談抜きで、電卓を使っても仲介手数料の計算ができません。漢字もまるで知らないので、契約書類を一切任せられません。担当しているお客様の様子を聞いてもまるで要領を得ない。
直属の私も店長も半年ほど頑張ったつもりでしたが、結局彼には退職してもらいました。それまで不動産営業は誰でもできると思っていましたが、最低限の基礎学力は必要だという事が本当に解りました。
と、ここまで書いてきて、前々職、前職の方々に私がなんと言われているんだろうという事をちょっと考えてしまいました。
遠からずこの店をたたんでしまうようなら、
「生意気な勘違いくん」
って言われるんでしょうか?怖い怖い。
最後までお目通しいただきありがとうございました。
今後とも浅川と浅川不動産をよろしくお願いいたします。