リフォーム大作戦

浅川不動産(株)の日常

浅川 達郎

筆者 浅川 達郎

不動産キャリア21年

八王子の物件以外はわかりません。しかし八王子の物件情報は『世界一』知り尽くしています。
八王子の物件の事しかご相談に乗れませんが、『世界一』真剣にご相談に乗ることができます。


皆さんお元気ですか?

昨晩はすごい風でしたね。爆弾低気圧恐るべし。

皆さんのご自宅に被害はございませんでしたか??


さて、弊社はリフォーム工事の真っ只中です。

以前の壁はコンクリートの打ちっぱなしで、白いペンキで塗っただけでした。



清潔感があって私は好きなんですが、断熱材が入っていないため

厳冬期は心底寒いんです。

特に外に面した壁際は暖房をつけても全く効果がなく、

去年の冬の弊社は八王子市で一番寒い事務所だったのではないでしょうか?



↑ 店の看板にツララができていたことも・・・。

私は考えました。

「この寒い事務所で仕事ができるのはせいぜい後2年くらいでは??

年取ったら風邪ひくどころか肺炎になりかねないし。」

私は一念発起いたしました。

壁に断熱材を仕込むとともに、表面を杉板で覆ってもらう事にしました。

壁が木調になると、見た目もあったかくなりそうです。

予算は思ったより安くなりました。

ヤマシンリフォームさんありがとうございます。)

そしてついに先日から工事着工です。



↑ コンクリートに角材を打ち込んでその隙間にぴっちりと断熱材を挟みます。
 というのは簡単ですが、打ちっぱなしのコンクリートですので、
 表面が平らではないんです。
 上に杉板を張ったときに凸凹になりかねないと、下地の段階で
 平らになるように細かい調整をしながらの作業でした。



↑ 左が断熱材を仕込んだ壁で、正面がその前の段階です。


↑ 腰高の窓の周辺の作業。
 もともとついていた窓枠部分を解体して、新たに窓枠も設置してもらいます。
 ついでに出窓っぽくしてもらえるそうで、仕上がりがとても楽しみです。




↑ 本職さんが見れば当たり前なのかもしれませんが、
 本当に細かいところまできっちり作業なさるんですね。
 私が自分でやるDIYでしたら間違いなく手を抜くところです。



↑ 出窓部分の木材を加工してもらっているところ。


↑ 大工さんってやっぱりカッコいいです。
 そういえば小学校の低学年の頃、私の将来の夢は大工さんでした。
  
大工さんと少しお話をさせていただきました。

浅川 「こんな細かいところまでやってくださるんですね。」

大工さん 「どうせ見えなくなるところだからって、手を抜く人もいるんですけどね。」
 
浅川 「実際表面張っちゃったら下地は見えなくなりますもんね。」

大工さん 「それやると後からずれてきたりするんですよ。」

そうなんです。

築10年前後の中古戸建で、壁紙に大きくヒビが入った物件があります。

建物自体のズレがあったらもうどうしようもありませんが、

柱に固定した石膏ボードがずれて壁にヒビが入ってくることも多々あります。

大工さん 

「見えないところだからこそきっちりやらないと。」

素晴らしい職人さんに仕事をしていただいて、本当に感謝感謝です。 


私の業界には、ご契約の前後でお客様に対する態度がまるで変ってしまう営業がいます。

勤めている会社のカラーにもよるんでしょうが、過酷な契約・入金ノルマに追われると、

契約後の事務作業に手をかけてられないというのが本音なんでしょうか?


私はお客様から頂戴する仲介手数料の半分以上は、

ご契約後の事務作業の為にあると思っています。

一般のお客様にとって、家をお求めになることって

一生に一回あるかないかの人生の一大事です。

当たり前ですが、お引き渡しまでの流れをご存じない。

慣れていない営業がつくと、何度も印鑑証明を取りに行かされたり、

銀行との契約のために唐突に休みを取らされたり。

と、ここまで偉そうに書いてしまいましたが、業界に入れていただいて

最初の半年くらいは、私もさんざんお客様にご迷惑をおかけしました。

(当時のお客様、お許しくださいませ。)


数年前のお客様に、ご結婚、ご入籍、物件購入が完全に重なった方が

いらっしゃいました。

銀行からの融資の条件が、ご決済前のご入籍。

大幅なお値引を呑んでくださった売主さんからの条件が当月内の決済。

時間がない!!

正味30日以下。


お二人ともお勤めでしたので、その時間を容易に取れなかったのですが、

お二人にご協力いただいて何とか当月内の決済を終えることができました。

しばらくしてからお引っ越し祝いにお伺いした際、奥様からいただいた一言。

「浅川さんの言うとおりに動いたら、入籍も引っ越しも終わってましたよ。

 ありがとうございました。」


うれしかったです。

仲介業者にとっての最上の褒め言葉です。

人生の一大事の事務作業を完全に任せていただき、

それが無事に終わりました。という事ですから。


当たり前のことを当たり前にやってくださる大工さんにお会いして、

ちょっと昔を思い出してしまいました。

私も大工さんに負けない仕事をしようと、改めて思った次第でした。






















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