浅川とお祭り その1
皆さんお元気ですか?
相変わらず暑いですね。
我が家の長女は連日の部活動(バスケ部のマネージャー)で、
毎日脱水症状になっているようです。
夏の体育館は本当にサウナ状態ですよね。
さて、八王子は今まさに八王子祭りの真っ最中です。
実は私は八王子に移り住んで17年目くらいなのですが、
きちんと八王子祭りに参加したことがありません。
前職の不動産屋さんに入れてもらう前も、土曜日、日曜日は絶対休みにならない
仕事でしたので、全くタッチすることができなかったんです。
今年は多少の時間のゆとりがございますので、ちょっと見てきました。
本当に大がかりなお祭りです。
甲州街道(国道20号)が完全封鎖されます。
八王子にこんなに人がいるんですねってくらい人がたくさん。
浴衣の人も決まってます。
動きが見事にそろってますので、相当な練習をなさったんでしょうね。
私はちょっと見て回ったのですが、あまり面白くなく帰ってきてしまいました。
お断りしますが、八王子祭りをケナしているわけではありません。
お祭りは見てるだけでは面白くないんです。
やはり参加する側に回らなければ。
そこで、
浅川が過去、思いっきり頑張ったお祭り 第一弾!!
まずは高校2年生の文化祭です。
どういう流れでそうなったのかはもう覚えていないのですが、
我が2年6組は「占い喫茶」をやることになったのです。
クラスメートの父親にケーキメーカーに努めている人がいたため、
そこからケーキを安く仕入れることができる、それで喫茶店をやろう。
ついでに占いもやって喫茶店とコラボしようという話でした。
私は占い師に名乗りを上げました。それも手相占い。
色んな占いがある中でなぜ手相占いをチョイスしたのか。
もちろん女の子の手に触ることができるからです。
私は男女共学校に進学したはずでしたが、2年連続で男子クラスに
放り込まれていました。(なんと翌年も男子クラス。3年連続です!!)
女の子と接することができる千載一隅のチャンスと私は考えたのです。
私は高校2年の夏休みのかなりの時間を割いて、
古本屋さんで買った手相占いの本を読みこみました。
あの時間を受験勉強につぎ込んだら、第一志望の大学に合格したのでは?
と今となっては思わなくもありません。
そして文化祭の本番、我が占い喫茶は大盛況でした。
手相が2人、トランプが1人、タロットが3人といったラインナップだったと思います。
それぞれを小さなブースで区分けしました。
私は普段まったく接することの無い女子高生との1to1の状況で、
完全に舞い上がってしまったのですが、そのうちコツをつかみました。
まずつかみが大切です。
「コイツできる。」って思ってもらえば、後はなんとでもなります。
手をじっと見た後、相手の目をしっかり見据え、自信たっぷりに言うんです。
浅川 「あなた、何かやってから 『あっ、しまった!!』 ってことありません?」
女子 「そうなんですぅ。どうしてわかるんですか?」
私はさりげなく女の子の手をさわりながら、
浅川 「この線が強い人はそそっかしいんですよねぇ。」
お分かりでしょうが、女子高生なんてみんなそそっかしいんです。
手相なんて見なくてもほぼそういう答えになるはずです。
相手が驚いているうちに、更に私は畳み込みます。
浅川 「あなた彼氏いるでしょう?」
はっきり言います。手なんて見てません。
その子が明るくて可愛い子だったらほぼ男はいるんです。
8割がた正解します。
女子 「えっ?いませんよ??」
と言われた時も動じてはいけません。
浅川 「そうですか?じゃあもうすぐできますよ。」
女子 「本当ですかぁ。うれしい!!!」
浅川 「何なら僕が?」
女子 「他は他は??」
あっさりスルーされました。
まぁそんなこんなで私の手相占いはかなりの評判を呼び、
他のクラスの先生まで来ました。
私は嫌いな先生には
「頭脳線が短いので、地頭は良くないですね。」
「結婚線が弱いので、離婚に気を付けてください。」
「感情線が真っ直ぐすぎますので頑固ですよね。
少し周りの意見を聞いた方が良いと思いますよ?」
「もうすぐハゲそうですね。」(もうただの悪口です。)
等々、手相にかこつけて言いたい放題のことを言わせていただきました。
私は高校生にして、ずいぶん得難い体験をしてしまいました。
今の仕事にもずいぶん生かされているのでは??
それまで文化祭等、積極的に参加する方ではなかったのですが、
一生懸命やった方が楽しいという事を学習したのでした。
ちなみにこれが今の私の左手です。
ちょっと珍しい手相なんですよ。
最後までお目通しいただきましてありがとうございました。
本当に暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
そのうち浅川の祭りシリーズの第2弾を上げさせていただきます。